2019年2月26日火曜日

ポンジ・スキームにご注意



こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

昨日の米国市場は米国が中国製品への関税引き上げの延期を大統領が発表したのを受けて上昇しました、寄りは強かったんですが引けにかけて上げ幅を縮小しました。

3指数はダウ +0.23%、ナスダック +0.36%、S&P500 +0.12%でした。

ヒートマップはこんな感じ


土曜日に決算発表したBRK.B(バークシャー)はかろうじて先週末比プラス0.2%。
KHC(クラフトハインツ)は2.06%の下げと下げ止まらないですね。
バイオ製薬事業を産業・医療機器大手のダナハーに214億ドルで売却すると発表したGE、ダナハー共に上昇。


ポンジ・スキームにご注意
最近も「KING」と呼ばれる人の大規模な投資詐欺事件がありました。
高配当を謳い、出資金を募り、実際には運用せず、配当金を新たに集めた出資金で自転車操業的に支払うスキームをポンジ・スキームといいます。
ポンジ・スキームを使った詐欺は手を変え品を変え世界中で行われ続けており、投資詐欺の代表的な手法と言ってもよいでしょう。

ポンジ・スキームの「ポンジ」は詐欺師のチャールズ・ポンジの名に由来するとのことです。(Wikipedia)

ポンジ・スキームはいずれ必ず破綻します、それはいくら高利回りで実際配当が支払われていても、新たな出資者が無限に存在するわけがないので、いずれ配当の支払いができなくなります。
ポンジ・スキームは最初はきちんと高利回りの配当を支払ってくれますが、それはいい思いをさせて信用させて更に大きな金額を出資させるための罠にエサをまいているだけです。


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評判になって出資金が多く集まっている時期に詐欺師は贅沢な暮らしをできるでしょうが、私が不思議なのはいずれ必ず破綻するスキームなので詐欺師は資産を隠して高飛びするか捕まるかのどちらかしか道がないと思うのに、なぜやるのかという点です。
高飛びに成功しても一生追われ続けるとかイヤですよねぇ。
刹那的に一時期いい思いができればいいのでしょうか?

ポンジ・スキームの初期の出資者はいい思いができるケースもありますが、人の欲望は無限ですから、そんな簡単にいい思いができるならお金を借りてでもやりたくなったりしますし、新たな出資者をみつけてくれば優遇されるといったネズミ講の仕組みと併用されたりもします。
その場合、出資したお金、紹介した人との人間関係の両方が失われます。

私が最近読んだcis氏の本「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」にもこのようなことが書いてありました。
「”元本保証でリターンがこんなに!”みたいな広告を見かけることもあるけれど、そんなことはあり得ない。感覚値だけれど、年に3%以上の利回りを保証するものは、巧妙にリスクが見えにくいスキームになっているか、詐欺のどちらかだと思ったほうがいい。」

「元本保証、高利回り、安全」をアピールするような怪しい商品には近づかないことです。
「ちゃんと配当が払われている」と言ってもそれは詐欺師の撒き餌かもしれないのです。
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