2018年5月17日木曜日

高配当ディフェンシブ株投資について考えてみた





こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です


グロース株投資派とバリュー株投資派の論争
常に活発に論じられるテーマですね

最近の債券利回りの上昇に伴い
高配当ディフェンシブ株は結構売られています

去年ぐらいに「利上げ局面ではFANGは売られる」と書いていた方もいました
債券の利回りが上がれば株式から資金が逃げ
その時に最初に売られるのはFANGだと書かれていて
それを読んでいたときは「そういうものなのかな?」と思っていましたが
今のところは違う展開になっています
更に利上げが進んで景気後退局面入りしたら
FANGが市場平均以上に売られる展開もあるかもしれません
なるべく景気の良い期間が長く続くように
FRBには上手く舵取りをしてもらいたいと願っています



最近売られている高配当ディフェンシブ銘柄について
考えていきます

・たばこ銘柄
たばこ銘柄は逆風があって株価が下落しても
嗜好品であり中毒性もあるので売上は安定的であり
また、売上・利益が減少した際も
値上げしても客離れが起きにくいと考えられていることから
高配当ディフェンシブ株の代表的な銘柄です

最近、私がたばこ銘柄について考えていることは
過去の逆風はたばこの害が科学的に裏付けられる過程での
訴訟リスクであったり規制のリスクであったわけですが
現在のように、たばこは有害であることが常識となり
既に広告やテレビ・映画などでの表現が規制
喫煙場所も限定されていく中でも
値上げすれば利益が回復するというシナリオが
いつまでも続くと考えて大丈夫なのだろうかということを
考えたりしています


・生活必需品銘柄
生活必需品は不況になっても
必需品ですから買わないわけにはいかないので
景気にかかわらず安定した売上・利益が期待されています

過去はテレビ・ラジオでの広告により
ブランドイメージを構築して売る戦略で
コマーシャルを良く目にする大手メーカー品が売れていました

最近は販売大手のプライベートブランド
ネット配信の隆盛によるテレビ離れ
ネット通販における価格比較・顧客レビュー機能
これらは大手メーカーにとって逆風となるかと考えます


・通信銘柄
通信はAT&T、ベライゾンが高配当で人気があります
通信インフラを押さえているので
今後も安定した売上が見込めますが
最近、Tモバイルとスプリントの合併合意により
さらなる顧客争奪戦の激化となるか
寡占化による利益の安定化となるかは注目です


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私は高配当ディフェンシブ株否定派かというとそうではなく
私もシーゲル教授の本を読みまして
「成長の罠」の理論であったり
歴史的にバリュー株を配当再投資し続けると
トータルリターンで市場平均をアウトパフォームするということが
今後も続くと考えています


愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります
米国株投資が以前より身近になってきたのは最近であり
その間のパフォーマンスはグロース株のほうが良いと思います
ただ、グロース株が良かったというのはあくまで「経験」の話であって
「歴史」的に見るとシーゲル教授の研究のようになるのではないかと
私は考えています

しかし「歴史」はあくまで過去のことであり
未来を保証するものではないので
「現在のグロース株は過去のバブルと違い、成長が長期間続く」
ということもあるかもしれません


結局、グロース株投資派とバリュー株投資派の論争は
パフォーマンスを評価する期間が違うのと
未来の正確な予測はできないため、平行線をたどることになります


ここまでバリュー投資押しみたいなことを書きましたが
私の投資先は個別株(キャピタルゲイン狙い)とS&P500ETFのミックスです
完全にグロース株に寄っています

「歴史」的に見てバリュー株が勝利すると考えているなら
バリュー株に投資しろよと感じられると思いますが

私の投資は基本、米国の市場平均7%弱の利回りで十分だと考えているので
約70%をS&P500ETFに
約25%をキャピタルゲイン狙いの個別株で運用しています
(残り5%はドル現金)


25%をキャピタルゲイン狙いの個別株でやっているのは
投資に「面白さ」を求めてのことです
「面白さ」を求めて、含み損を抱えてストレスを感じて
何をやっているんだと自分でも思っています
はい、完全に愚者です


バリュー株投資なんて高配当のディフェンシブ株を
下がったら喜んで買うだけなんだから簡単でしょ
なんでやらないの?的な論調もあります

私は前にも書いたことがありますが我慢弱いのです
市場平均で良いと考えるならば
今の時代、低コストのインデックス投資がありますし

バリュー投資が報われるまで市場平均に劣後するパフォーマンスに
耐え続けなければいけない
結構な忍耐力が必要だと考えます
しかも耐え続けたからといって報われるとは限らないです

我慢強い、強い信念を持って投資できる人には向いていると思いますが
高配当ディフェンシブ株は私には向かないと考えています

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