2018年6月27日水曜日

貿易摩擦による関税上げ合戦はチキンレース




こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です

一昨日の米株安には参りましたね
1日で2,500ドルほど資産評価額が下がりました
昨日は少し反発しましたが、先行き不安な感じです

株安の理由としては米国の貿易赤字に端を発する貿易摩擦です
鉄鋼・アルミニウム輸入制限への対抗措置として
EU、中国が米国産品へ対抗関税を課すというものです
その対抗関税に更に米国が対抗関税という流れです

米国内の鉄鋼・アルミ会社の売上・利益・雇用にとってはプラスになるかもしれませんが、EUが米国産のバイクの関税を上げるため、ハーレーはEU内に製造拠点を作るそうです
米国内でEU向けのハーレーを作っている人の雇用は失われてしまうことになりますし
中国は米国産の大豆の関税を上げるということですので、米国内の大豆農家にとっては打撃になります
関税が課された側の売上・利益・雇用は打撃を受けます
米国が関税を上げたら「ああ、そうですか」とEU・中国が黙っていてくれれば良いのですが、通常そうはなりません


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また、米国が関税を上げると結局、米国内の企業が鉄鋼・アルミを買う場合、関税分値上がりすることになり
鉄・アルミ製品の製造業者が企業努力で値上げ分を吸収してくれるうちは良いのですが最終的には消費者が負担することになります
関税増による物価高は国内消費を冷やすことにもなりかねません

昨年末、米国は減税で株高となりました
関税を払うのは国外の輸出業者ということにはなりますが
最終的には価格転嫁されて、国内で増税されたのと同様の効果となるでしょう

米国・EU・中国とお互い対抗関税をやりあうと結局各地域内の消費を冷やすこととなり、景気後退を生じかねません
景気後退が起こると消費、雇用状況が悪化し、関税が増加してもトータルの税収は低くなってしまうと考えられます

トランプ大統領としても株安・景気の腰折れを望んではいないでしょうから、関税上げはチキンレースをやっているようなものだと思います
交渉・取引の為に高めの球を投げているだけなら良いのですが、お互いの対抗措置がエスカレートしていって、本当の世界的な不況を起こさないかを私は心配しています
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