2019年4月14日日曜日

日本の財政再建は完了している?



こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

金曜の米国市場はJPモルガンの好決算、中国景気の回復期待などで買われたとのことです。
ダウ+1.03%、ナスダック+0.46%、S&P500+0.66%でした。

ヒートマップはこんな感じ。
CVX(シェブロン)は新たな買収による財務懸念で売られたとのことです。
NFLX(ネットフリックス)DIS(ディズニー)の動画配信参入の価格発表(月額6.99ドル)の影響で下げたようですね。
UNH(ユナイテッドヘルス)などのヘルスケアプラン株の下落は米国で皆保険法案が提出された影響でしょう。

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日本の財政再建は完了している?

最近、高橋洋一、田村秀男 (著)「日経新聞と財務省はアホだらけ」という本を読んだのですが、その中で「日本の財政再建は完了している。そのことはIMF(国際通貨基金)のレポートにも載っている」と書いてあったので見てみました。

IMF Fiscal Monitor: Managing Public Wealth, October 2018
公共部門のバランスシート(2016年のGDP比)

「日経新聞と財務省はアホだらけ」ではこう述べられています。「日本の負債額は年金債務を除くとGDPの287%に相当するが、それは日銀など政府機関が半分以上を保有しており、資産を差し引きした”純資産”はほぼプラマイゼロ。事実上財政再建は完了している。」

「国の借金1000兆円」とか、「ギリシャよりヤバい財政」とか言われているのに、なぜ有事に円が買われるのかの理由がここにあるんじゃないかと思います。
有事に変動リスクの大きい資産を(ヤバいはずの)日本円にわざわざ変えるなんてどう考えてもおかしいです。

まぁ資産と負債のバランスが取れているとはいえ、GDP比の公共部門のバランスシートが大きすぎるというのは感じますが、このままだと破綻するから消費増税というロジックはおかしいと思います。

日本は金融緩和を行っていますが、インフレ目標の2%を達成できていません。国債を市場から買い上げて市場に現金を増やしているのにインフレしないというのは、日本人がデフレマインドに陥っているのと、通貨量を増やしているのに消費増税など緊縮策をとっているから(将来の増税不安におびえお金を使うのを渋るため)だと考えられます。

インフレ目標2%を達成するなら、インフレ目標を達成するまでと期限を切ったうえで、政府は国債発行してバラマキ(減税、社会保障の増額)をやって、日銀は政府が出した分の国債を市場から買い上げてみたらどうかと私は考えます。
バランスシート上の財政再建を達成している今なら上記のような試みをやってみるチャンスだと思います。

消費増税してデフレに逆戻りしたら、既に資産を持っている老人ばかり得をし続けることになります、失われた20年セカンドシーズンとかはマジで勘弁してほしい。

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