2019年4月30日火曜日

GOOG、GOOGL(アルファベット)2019年第一四半期決算をチェックしていくよ



こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です

昨日は指標、米個人消費支出が良かったとかで金融株が買われたようです。
ダウ +0.04%、ナスダック +0.19%、S&P500 +0.11%でした。
ナスダックS&P500は連日の最高値更新です。

ヒートマップはこんな感じ。

GOOG(アルファベットC)は最高値を更新したんですがねぇ。


GOOG、GOOGL(アルファベット)2019年第一四半期決算が昨日のアフターマーケットに発表されました

米国会計基準
売上高 363億3900万ドル(16.7%増
営業利益 66億0800万ドル(13.4%減
当期純利益 66億5700万ドル(29.2%減
1株当たり当期純利益 9.50ドル
( )内は前年同期比

Alphabet Announces First Quarter 2019 Results(リンク)

今回の決算は弱い決算となりました。

売上は16.7%増えて363億3900万ドル
373億3000万ドルの市場予想を下回りました。

EPSはEUからの罰金を除くと11.90ドル
10.61ドルの市場予想を上回りました。

営業利益は昨年同期の76億3300万ドルから66億800万ドルに13.4%減。
営業利益率は25%から18%に下がっています。
EUからの罰金を除くと営業利益83億500万ドル(前年比25.6%増)営業利益率は23%となります。


広告収入は307億2000万ドルと対前年15.30%増。

広告以外の売上(クラウドやGoogle Homeなどのハードウェア )も前年比25.15%伸びて54億4900万ドルとなっており、前期の30.65%増からは少し減速しています。



トラフィック獲得コストが68億6000万ドルと対前年9.09%増前期は15.28%増でしたので少しコスト増は減速しました。
広告収入に占める割合は前年同期の24%から22%に少し低下しました。
市場予想は72億6000万ドルでしたので下回りました。

ペイドクリック数(広告収入の入るクリック)は前年同期比39%増しています。

クリック当たりの収益は前年同期比19%減しています。

前期比だとクリック数は減少、クリック当たりの単価は上昇。前期まではクリック数は増加、単価は減少という流れでした。


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GOOG1dayチャート

4/29終値時点
GOOG株価 1287.58ドル
GOOGL株価 1296.2ドル
決算後アフターマーケット株価
GOOG株価 1193.50ドル(終値比 -94.08ドル -7.31%
GOOGL株価 1200.23ドル(終値比 -95.97ドル -7.40%
EPS 39.87ドル
GOOG PER 29.93倍
GOOGL PER 30.10倍
無配当

GOOG6ヵ月チャート

チャートを見るとクリスマスを底に株価は上昇してきていて決算発表前は最高値を連日更新していたんですけどねぇ。
天国から地獄へ一直線といった感じ。

今回の決算については利益面は悪くなかったと思いますが、売上が市場の期待に応えられなかったという感じがします。
アルファベットの売上の大部分である広告収入の伸びが減速してきているのも嫌気されていると考えています。


参照)CNBC(リンク)

巨大化してきた企業がいつまでも20%超の売上成長を続けられるものでもないと私は考えていますが、市場からはそれを期待されている部分もあると思います。

EUからの罰金は最早アルファベットにとっては年中行事のような感じです、今後も独占的地位が継続する限り課せられるでしょうから、あきらめる他ないですね。

今回の決算で順調に推移してきた株価が腰折れする恐れはありますが、私の投資判断としては特に変わらずホールドを継続するつもりです。

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2019年4月28日日曜日

株式投資の王道! SPY(SPDR S&P500 ETF)購入(2019年4月分)



こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

SPY4月分購入しました

いつもの月末購入です、ブログ記事の関係で金曜日にしました。

昨日の寄付きで
NISAで2単位、単価292.12ドルで約定しています
ちなみに金曜日の終値は293.41ドル
今年のNISA枠を71,366円使用しました

私は毎月末にSPYを2単位買うと決めて積立投資を行っています。

SBI証券だとNISA預かりでETFを買うときは手数料無料です、有効活用しましょう。
1単位からの積立でも手数料を気にすることなく時間分散することができます。

私がS&P500ETFの中でSPYを選んだ理由は、資産総額と出来高が一番多いという理由で選びました、一番買われているから良いんだろうと思ったわけです、信託報酬とかあんまり考えていませんでした。

VOOとIVVも純資産総額も出来高も十分ありますので、その点での問題はありません。
というか、信託報酬はVOOとIVVのほうが低いですから、そちらのほうが良いと思います。


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6ヶ月チャート

SPY4/26終値時点
株価 293.41ドル
1株配当 5.24ドル
配当利回り 1.79%

SPYの昨年末終値株価は249.92ドルでした。現在の株価はそこからプラス17.40%となっています。

クリスマスイブの底値からここまではとてもいい感じです。
チャートを見るとやや停滞ぎみかという感じですね。
ここから上へ行ってくれると良いんですけどねぇ。

米国経済は指標や企業決算を見ると好調そうに見えます。
ただ、世界景気的には日、欧、中といったあたりに不安がある感じです。

米国株が外部要因で売られたら買い」という言葉をみたことがありますが、私もその通りだと考えています。
日本が増税でとか、EU、中国の景気が思わしくないというニュースがでて下げているときは買い向かうのが正解だと思います。

S&P500は金曜日も最高値を更新しました、S&P500に投資している人は皆儲かっているということで喜ばしいです。

こうなってくると過熱感が~とかいう話がでてくるとは思いますが、私個人としては高くなっても淡々と積立を続けていくだけです。
以前は自分が買付するときはいつも高いなとか文句を言っていましたが、最近はあんまり気にならなくなりました。

実際、含み益も増えてきていますが、別に私の投資の腕が上がったわけではありませんし、S&P500が素晴らしい銘柄の集合だということです。

好事魔多しといいます、良い時ほど心を引き締めて、変なことに手を出さない。
いつも通りの行動をきちんと続けることこそが積立投資の勝道だと考えます。

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2019年4月27日土曜日

AMZN(アマゾン)2019年第一四半期決算をチェックするよ


こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

昨晩の米国株は昨日発表の米GDPが良かったために買われたとのことです。
ダウ+0.31 %、ナスダック +0.34%、S&P500 +0.47%でした。
ナスダックとS&P500は最高値を更新。

ヒートマップはこんな感じ。
決算が良くなかったINTC(インテル)に連れ安してNVDA(エヌビディア)ががが。


AMZN(アマゾン)の2019年第一四半期決算が木曜日のアフターマーケットに発表されました
米国会計基準
売上高 597億0000万ドル(17.0%増
営業利益 44億2000万ドル(129.4%増
当期純利益 35億6100万ドル(118.6%増
1株当たり当期純利益 7.09ドル
( )内は前年同期比

Amazon Q1 2019 Financial Results(リンク)

今回のAMZNの決算内容はまあまあといった感じです。

売上高597億ドルは市場予想597億ドルと合致しました。
EPS7.09ドルは市場予想4.72ドルを上回りました。
AWS(クラウドサービス)の売り上げは77億ドルで市場予想77億ドルと合致しました。

セグメント別に営業利益を見ますと前年同期と比較して

North Americaでの営業利益が11億4900万ドルから22億8700万ドルと大きく伸びています。

Internationalでの営業利益の赤字も6億2200万ドルから9000万ドルに減っています。

AWSでの営業利益は14億ドルから22億2300万ドルと大きく伸びています。

AWSの営業利益22億2300万ドルは営業利益全体の50.29%とを占めています。

2019年Q1の営業利益は前年同期と比べて129%増になっています。良いですね。

売上について見ていきます

AMZN本体が販売するOnline storesは前年同期比12%と2桁は伸びていますが伸びは少し減速。

physical storesについては買収したWhole Foodsの売上がメインですが、2018年Q4の-3%から今期は+1%となっています。

Third-party seller servicesの伸びについては漸減してきている感じですね。

Subscription servicesはプライム会員費や月額課金のアマゾンミュージックやキンドルアンリミテッドなどの売上です、前年同期比42%増と2018年Q4の急減速から回復しています。

AWSの伸びは前年同期比42%増と少し減速してきています。

Otherに含まれるアマゾンの広告サービスの伸びも今期は急減速といった感じです。

2019年第二四半期のガイダンス
売上595億ドル~635億ドル(中央値は615億ドル)と市場予想624億ドルよりやや弱い感じ。
営業利益については26億ドル~36億ドル、市場予想は42億ドルでした。

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4/25終値時点
株価 1902.25ドル
決算後4/26終値時点
株価 1950.63ドル(前日比 +48.38ドル +2.54%
EPS 23.96ドル
予想PER(1年) 71.41倍
無配当

6ヵ月チャート

2018年Q4発表時の売上560億ドル~600億ドルのガイダンスの中では。Q1の結果597億ドルは良い結果だったと思います。
決算の結果は市場予想と合致する部分が多かったと思いますので無難に通過したという印象です。

2019年Q2営業利益のガイダンスを見ると市場予想より低いことからAMZNが投資を拡大させることが推測されています。

ベゾス氏の離婚問題やスキャンダルも落ち着いてきた感じですし、株価もすこぶる順調に戻してきています。

今回の決算通過で次の決算まで市場が好調なら、市場平均以上に伸びてくれるんじゃないかと考えています。

半分利確は早まりましたかねぇ(´・ω・`)

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2019年4月26日金曜日

MMM(スリーエム)2019年第一四半期決算をチェックするよ



こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

昨日の米国株は、ダウはMMM(スリーエム)の急落もあって下げましたが、ナスダックはFB(フェイスブック)、MSFT(マイクロソフト)の好決算を受けて上昇。
ダウ-0.51%、ナスダック+0.21%、S&P500-0.04%でした。

ヒートマップはこんな感じ。

ヘルスケアが戻してきていますね。

MMM(スリーエム)2019年第一四半期決算が昨日のプレマーケットに発表されました

米国会計基準
売上高 78億6300万ドル(5.0%減
営業利益 11億3600万ドル(12.8%増
当期純利益 8億9100万ドル(48.0%増
1株当たり当期純利益 1.51ドル
( )内は前年同期比

3M Q1 2019(リンク)

今回の決算はダメでした。

Non-GAAPのEPSは2.23ドルと予想2.49ドルを0.26ドル下回りました。
売上は7.863Bと予想8.025Bを162M下回りました。

2019年の年間ガイダンスはNon-GAAPのEPSが9.25~9.75ドル(10.45~10.90ドルから引き下げ)
現地通貨建てオーガニック売上成長は-1~2%(1~4%から引き下げ)


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MMM6ヵ月チャート

4/24終値株価 219.08ドル
決算発表後4/25終値株価 190.72ドル(前日比-12.95%)
EPS 10.14ドル
予想PER(1年) 20.84倍
1株配当 5.76ドル
配当利回り 3.02%

中国、自動車、電気関連の落ち込みが大きかったとのことです。
アジア太平洋地域の売上が-7.4% 
自動車関連純売上高-8.7%、電気関連純売上高-11.8%

この決算結果を受けて2000人のリストラ計画を発表しましたが株価への影響はどうだったんでしょうか。

1987年ブラックマンデー以来の下落とのことです。

中国の貿易統計の輸入量の減少がニュースで言われていたりしたことを考えるとこの結果も仕方なしという感じもします。
早々にリストラの手を打ってきた結果が長期的にどうなるかはわかりませんが、経営陣が危機感を持って対応していると感じますので評価したいと思います。

株価13%の下落はちょっと下がり過ぎな気もしますが、ホルダーの欲目でしょうか。

最近は株価が回復してきていて、私のMMM保有分(平均取得単価220.58ドル)もあと少しで含み損脱出というところだったんだけどなぁ。

今回の決算を受けて、私がどうするかですが、特に売却等は考えていませんホールドで様子見するつもりです。

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2019年4月25日木曜日

MSFT(マイクロソフト)2019年度第三四半期決算をチェックするよ


こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

昨日の米国株は強弱入り乱れる感じでしたがチョイ下げでした。
世界景気不安と決算で振るわなかった銘柄がありました。
ダウ―0.22%、ナスダック-0.23%、S&P500-0.22%でした。

ヒートマップはこんな感じ。


MSFT(マイクロソフト)2019年度第三四半期決算が昨日のアフターマーケットに発表されました

Earnings Release FY19 Q3(リンク)

米国会計基準
売上高 305億7100万ドル(14.0%増
営業利益 103億4100万ドル(24.7%増
当期純利益 88億0900万ドル(18.7%増
1株当たり当期純利益 1.14ドル

( )内は前年同期比



今回の決算は好決算ですね。

売上は305億7100万ドルと298億4000万ドルの市場予想を上回りました。

調整後EPSは1.14ドルこちらは1.00ドルの市場予想を上回りました。

部門別
More Personal Computingが前年同期比7.69%伸び106億8000万ドル。
More Personal ComputingはWindowsデバイス、ゲームと検索広告が含まれます。

ゲーム部門の売上は前年同期比5%増と前期の8%増から減速。
新型Xboxの発表待ちの影響とのこと。

Surfaceの売り上げは前年同期比21%増と前期の39%増から減速。
こちらもニューモデルの発表待ちの影響とのことです

Productivity and Business Processesは前年比13.72%伸び102億4200万ドルと市場予想100億5000万ドルを上回りました。
Productivity and Business ProcessesにはOffice、Dynamics、LinkedInが含まれます

Intelligent Cloudは前年比22.20%伸び96億4900万ドルの売上、市場予想92億8000万ドルを上回りました、前期が20%の伸びでしたから良くなっています。
Intelligent CloudにはAzure、Windowsサーバー、SQLサーバーが含まれます
そのうちAzureの売り上げはQ2は前年比76%の伸びでしたが、今期は前年比73%の伸びです。


次四半期のガイダンス
売上322億ドル~329億ドルが示されました、市場予想は326億3000万ドルでした。
少し弱いですが微差です。

売上、EPS共にほぼ市場予想を大きく上回りました。
ガイダンスはMSFTが示した中央値が325億5000万ドルです。


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MSFT1dayチャート


4/24終値株価 125.01ドル(前日比 -0.34%)
アフターマーケット株価 129.49ドル(終値比 +4.48ドル +3.58%
EPS 4.5ドル
予想PER(1年)28.38倍
1株配当 1.84ドル
配当利回り 1.42%

6ヵ月チャート


今回の決算はもう少しガイダンスが良ければ完璧だったのですが、結果自体は大変良かったと思います。あんまり贅沢言っちゃいけないですね。

時間外で株価は最高値を更新して130.89ドルをつけ、時価総額も1兆ドルを超えたとのことです。
チャートを見てもゆっくりではありますが着実に上昇していて素晴らしいです。

今回の決算は無事通過、株価は今後も期待できそうな感じがしますね~

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2019年4月22日月曜日

日経新聞と財務省はアホだらけ?


こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

最近、高橋洋一、田村秀男 (著)「日経新聞と財務省はアホだらけ」という本を読んだのですが、その中で心に留まったことについて書きます。

「中国に出資している企業に”中国では完全な支配権を持てないでしょ?”と聞くと”持てない”とみんな言う。
共産党体制なので民間企業が支配権なんてもてない。
”単にカネを出しているだけ”とも言うが彼らは”儲かるうちはいい”という。
投資したところで上場できない。上場益もないから儲けようがない。
袖の下もたくさん渡さなければならない。」

中国の安い労働力に釣られた結果、大して儲けもないのに技術を渡し、社員を人質にとられています。
移民の拡大も安い労働力に釣られた結果、一部の金持ちを除き治安の悪化などに悩まされることになりそうです。


「金融政策において政府には”目標の独立性”はあるが”手段の独立性”はない。
中央銀行には”手段の独立性”はあるが”目標の独立性”はない。」

中央銀行の独立について書かれたことです。「インフレ目標2%」を決めるのが政府、その目標を達成する手段として金利を動かしたり、国債を買ったりETFを買ったり、どういうことをするかは日銀が独立して決められるということです。


「日銀は予算も人事も財務省に握られている。」

ほぼ財務省の支局扱いなんだそうです。


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「メディアが消費増税を応援するのは、軽減税率を頂けるから。新聞は広告収入の為に押し紙をする、実際売れていない押し紙についても消費税を払うので新聞は負担が大きい。」

メディアが汚いのは消費増税に賛成するくせに新聞には軽減税率を適用してもらおうとするところ、最低ですねぇ。


「日経新聞は年中コーポレートガバナンスと講釈を垂れているが、その日経の株には株式譲渡制限がついている。」

ガバナンスが全く機能しない会社が日本企業のコーポレートガバナンスがーとか言ってるようです。


「日経が書く”IMFによれば”は日本人それも財務省の人ばかりいる理事室に取材している。
日経の記事はIMF発と言いながら財務省そのものの考え方。」

先日もOECDが「日本は26%まで消費税上げるべき」みたいなレポートを出したということですが、上記のような感じでしょう。


全体の感想
250ページほどの本で高橋氏と田村氏が対談形式でOBならではの見方で財務省、日経新聞について語っています。
読むのには3時間ぐらいかかると思います。

財務省や日経新聞といえば就職活動して入るとなると相当大変だと思います。
財務省は公務員試験を優秀な成績で突破しないと入れないと言いますし、マスコミだって人気がありますから優秀な人がたくさん入っているでしょう。

しかし、ひとたび入省、入社してしまうと、省益とか天下り先のことを考えたり、自分で裏を取って取材するのではなく官僚から優先的に漏らしてもらうことにやっきになったりと毒されてしまうんだそうです。
組織自体が腐ってしまっているんでしょうね。

私も米国市場の上げ下げの要因について日経新聞の記事を読んでいるのですが、この本を読むと日経だけを信じすぎるのも良くないと思いますね。
最近は新聞の「切り取り報道」が問題になったりもしてますので、新聞記事を鵜呑みにするのではなく、別の見方もないかという確認をすることも大事だと感じました。

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2019年4月18日木曜日

不動産投資 騙しの手口



こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

昨日の米国市場は医療保険制度改革により業績悪化懸念からヘルスケア株が売られました。
ダウ-0.01%、ナスダック-0.05%、S&P500-0.23%でした。

ヒートマップはこんな感じ。

ヘルスケアセクターはひどいことになってます。セクターETFを狙っていた人にはチャンス到来かもしれませんが、「今」買うべきかはどうでしょうね?

IBMが決算で売られていますね。

QCOM(クアルコム)AAPLとの訴訟和解で買われました、AAPLも買われています。

MSFT(マイクロソフト)が最高値を更新しています、良い感じですが決算でどうなりますか。


不動産投資 騙しの手口

最近、前田浩司 (著)「元営業部長だから知っている 不動産投資 騙しの手口」という本を読みました、その中で心に留まったことについて書きます。

「新築ワンルームマンションには手を出すな」
新築ワンルームマンションには1件あたり450~600万円ほどの利益が上乗せされている。
新築プレミアム、500万円上乗せして払っても家賃の差額は1万円にしかならないということです。
マンション投資をするなら築浅の物件を狙ったほうが良いのですかねぇ。

「不動産営業マンは悪い人ばかりではないが1件契約がとれて50万円のインセンティブが支払われることを考えると良心の呵責が吹き飛んでしまう営業マンもいる。」
不動産は動く金額が大きいだけに、1件売った場合のインセンティブも大きくなり、そのため「とにかく売ってしまえばいい」というような営業マンもいるので注意が必要だということです。

「実際に物件を見に行く人は騙せない」
私なんかは実際に物件も見ないで不動産投資をするとか考えられないんですが、お医者さんなどの多忙な人、2件目以降の購入で営業マンに任せっきりにしてしまう人もいるそうです。
そういう人はカモにされることが多いんだそうな。

「営業マンが1件目購入後すぐに2件目購入を薦める理由」
買い主が1件目は慎重に検討していたのに、1件所有したことで妙な自信がつき、つい安易に勢いで2件目を決めてしまうことがある。
「妙な自信」これはどんな投資でもあると思うので注意が必要ですね、調子に乗るとロクなことはないと思います。


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「とりあえず買付だけでも入れてくださいにも注意」
実際に買付をいれたら最後で、そこから撤回するのは難しいとのこと。

「”あなたならローンの審査に問題ありません”は買い主の自尊心をくすぐるセールストーク」
おだてられて嬉しくない人はいないですけど、営業マンにおだてられても割り引いて考えるほうがいいでしょうね。

「自分が住むための住宅を購入する際に与信枠が足らないようにならないようにする。」
投資用不動産で与信枠を使い切ってしまわないようように注意が必要という話、実際自分が住む住宅のローンを組むときに枠がなくなったら大変ですね。

”必ず”や”絶対”という言葉を使う営業マンは信用してはいけない」
これもどんな投資でも言えることでしょうね。信用して損しても補償なんてありません。

「新築だからすぐに入居者は決まると言われても、新築物件という宣伝文句が使えるのは1回こっきり。」
新築という宣伝文句で、少し高めの家賃が設定できるのも1回こっきり、新築で入ってくれた入居者が数か月で退居してしまったら目も当てられません。

「サブリースは空室リスクを0にできるが、敷金礼金更新料も入らない」
「30年家賃保証」といっても30年会社が存続する保証はないし、契約時の家賃が保証され続けるという契約にもなっていない。

「”一般には公開していない非公開物件情報です”も自尊心をくすぐるセールストーク、なぜ”非公開”なのか裏を取る」
あなただけに特別になんて話は自分には廻ってこないと思っておいたほうが良いです。

「本当にお値打ちな物件は市場に出回る前に売れている」
これを言われてしまうとシロウトが不動産投資をやる意味自体に疑問を感じてしまいます。

「オーバーローンは犯罪すれすれ、虚偽申告にサインしたら犯罪荷担」
営業マンが勝手にやったといって被害者面して銀行を訴えている残念な不動産投資家にはなってはいけないです。
著者は自己資金無しでの不動産投資はやってはいけないと書いています。

「不動産投資で成功するには良い営業マンを見つけること」
自分の確定申告書を見せてくれない営業マンは信用してはいけないと著者は書いています。
「営業マンの不動産投資がうまくいっているか確定申告書を見せてくれ」と言う人が増えたら、営業マンは見せる用の確定申告書作ったりしないかなぁ?とか考えてしまいました。

全体の感想
1時間ちょっともあれば読める本です。私自身は(手間がかかりそうなので)不動産投資をやる気はないのですが、「投資の騙しの手口」に興味があったので読んでみました。
営業マンの手口がいろいろ書いてあって面白かったです。

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2019年4月14日日曜日

日本の財政再建は完了している?



こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

金曜の米国市場はJPモルガンの好決算、中国景気の回復期待などで買われたとのことです。
ダウ+1.03%、ナスダック+0.46%、S&P500+0.66%でした。

ヒートマップはこんな感じ。
CVX(シェブロン)は新たな買収による財務懸念で売られたとのことです。
NFLX(ネットフリックス)DIS(ディズニー)の動画配信参入の価格発表(月額6.99ドル)の影響で下げたようですね。
UNH(ユナイテッドヘルス)などのヘルスケアプラン株の下落は米国で皆保険法案が提出された影響でしょう。

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日本の財政再建は完了している?

最近、高橋洋一、田村秀男 (著)「日経新聞と財務省はアホだらけ」という本を読んだのですが、その中で「日本の財政再建は完了している。そのことはIMF(国際通貨基金)のレポートにも載っている」と書いてあったので見てみました。

IMF Fiscal Monitor: Managing Public Wealth, October 2018
公共部門のバランスシート(2016年のGDP比)

「日経新聞と財務省はアホだらけ」ではこう述べられています。「日本の負債額は年金債務を除くとGDPの287%に相当するが、それは日銀など政府機関が半分以上を保有しており、資産を差し引きした”純資産”はほぼプラマイゼロ。事実上財政再建は完了している。」

「国の借金1000兆円」とか、「ギリシャよりヤバい財政」とか言われているのに、なぜ有事に円が買われるのかの理由がここにあるんじゃないかと思います。
有事に変動リスクの大きい資産を(ヤバいはずの)日本円にわざわざ変えるなんてどう考えてもおかしいです。

まぁ資産と負債のバランスが取れているとはいえ、GDP比の公共部門のバランスシートが大きすぎるというのは感じますが、このままだと破綻するから消費増税というロジックはおかしいと思います。

日本は金融緩和を行っていますが、インフレ目標の2%を達成できていません。国債を市場から買い上げて市場に現金を増やしているのにインフレしないというのは、日本人がデフレマインドに陥っているのと、通貨量を増やしているのに消費増税など緊縮策をとっているから(将来の増税不安におびえお金を使うのを渋るため)だと考えられます。

インフレ目標2%を達成するなら、インフレ目標を達成するまでと期限を切ったうえで、政府は国債発行してバラマキ(減税、社会保障の増額)をやって、日銀は政府が出した分の国債を市場から買い上げてみたらどうかと私は考えます。
バランスシート上の財政再建を達成している今なら上記のような試みをやってみるチャンスだと思います。

消費増税してデフレに逆戻りしたら、既に資産を持っている老人ばかり得をし続けることになります、失われた20年セカンドシーズンとかはマジで勘弁してほしい。

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