2018年11月16日金曜日

NVDA(エヌビディア)の2019年度第三四半期決算をチエックするよ



こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

昨日の米国株は良かったですね。
ダウ+0.83%、ナスダック+1.72%、S&P500+1.06%でした。

ただ、上昇した理由が米中貿易交渉の進展を期待させる報道ということですから、今後また否定される可能性も高いと私は考えています。
私は米中の貿易問題は米国が中国から相当な譲歩を引き出さない限り続くのではないかと考えているためです。


NVDA(エヌビディア)2019年度第三四半期決算
昨日のアフターマーケットに発表されました。

米国会計基準
売上高 31億8100万ドル(20.7%増
営業利益 10億5800万ドル(18.2%増
当期純利益 12億3000万ドル(46.8%増
1株当たり当期純利益 1.97ドル
( )内は前年同期比

NVIDIA Announces Financial Results for Third Quarter Fiscal 2019(リンク)

結論から言いますと決算の内容はそれほど悪くはなかったのですが、ガイダンスがヒドイです。



売上は前年比20.7%増の31億8100万ドルと
32億4000万ドルの市場予想を下回りました

non-GAAPのEPSは1.84ドルと1.71ドルの市場予想を上回りました


分野ごとの売上
前期と比べてGamingの売り上げが減少。
Datacenter, Automotive, Professional Visualization,OEM & IPは伸びています、前期より総売上高は増えています。

OEM & IPには仮想通貨マイニング向け製品が含まれています。
前年同期比ではOEM & IPが下がっているのを除いて全て伸びています。
やはり仮想通貨向けの需要は減少しています。


2019年度第四四半期のガイダンス
売上で27億ドルプラスマイナス2%が示されました。
34億ドルの市場予想を大きく下回りました。
2018年度第四四半期の売上実績が29億1100万ドルでしたので前年同期以下のガイダンスとなります。

増配
四半期配当を7%(1セント)増配して0.16ドルとすることが発表されています。


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11/15 One Dayチャート



11/15終値時点
株価 202.39ドル
アフターマーケット
株価 168.45ドル(終値比33.94ドル16.76%マイナス)
EPS 10.53ドル
PER 15.99倍
1株配当 0.64ドル
配当利回り 0.37%


6ヵ月チャート



決算内容としては良くもなかったですけど、そこまで悪くない結果でした。
しかし、ガイダンスが前年売上以下となると成長性を疑われることとなりますからNVDAのようなグロース株は売られてしまうでしょう。

ただ、カンファレンスコールでは仮想通貨需要の中国での在庫を処理するのに1~2四半期かかるための後退であると説明されています。
2019Q3から処理を開始したので、2019Q4中に在庫の正常化が終了し、2020Q1には売上は上昇する見込みとのことでした。

2020Q1にNVDA社の予想通りに売上が伸びれば良いんですけど。

仮想通貨需要で伸びていた売上が、その需要が減った分、在庫調整で減るということだと思います。

私のNVDAへの投資動機の、ゲーム、データセンター、自動運転についてはそこそこ順調だと考えていますのでホールドの方針です。

私の平均取得価格が172.99ドルですのでアフターマーケットの株価では含み損に転落です。
損切りライン(-30%)の121ドルまで下がることはないと信じたいのですが、NVDAは値が軽いですから想定しておかないといけないですね。

今日の株価は間違いなく下げると思いますが、少しでもマイルドな下げに落ち着いてほしいです。
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