2019年3月11日月曜日

上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる



こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。
今日は東日本大震災の日ですね、原発問題の解決、復興を願いたいです。


cis(著)「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」を読みましたので心に留まったことを書きたいと思います。

「上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる。」

「ナンピンは最悪のテクニック
場合によっては一撃死してしまう。
自分の失敗、敗北を認められないこと。ナンピンは失敗しているにもかかわらずロットを増やす(=賭け金を上げる)という点でも矛盾している。
ここでやるべきなのは、失敗を認めて迅速に撤退すること。
つまり損切り。」

cis氏は基本順張りなんでしょうかね?この本が出ることで初めてcis氏のことを知ったニワカなのでよく知らないですが。
順張り派、逆張り派の論争は昔から続いていると思うのですが、短期目線なら素直に流れに乗った方が良い結果になりそうな感じはします。
流れに乗って高値掴みをしても損切りがきちんとできれば問題ないわけですし。

逆張りにもメリットはあります、最高値で高値掴みをしてしまうことがないです。ただ以前の高値より安いとはいえ、モメンタム的には逆をいくわけですから、本当にそこから反発するかどうかを見極める能力は必要だと考えています。

ナンピンについてはcisさんが言っていることに賛成です、さっさと負けを認めて撤退する方が傷は浅くて済みます。


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「大きく儲けるチャンスというのは、人間の感情が大きく揺さぶられるとき。
(株価の暴落であったり、大災害が起こったとき)群集心理として恐怖が発生するので、相場としてはチャンスとなる。」

株価と言うのは投資家の心理を反映して往々にして行き過ぎることがあります。cis氏はそこのところを捉えることが上手い人なのかなぁという印象です。
「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」というのは本質的価値にゆがみが生じている状態だからチャンスだということですね。


「信用される企業はさらに信用され、割安な株はさらに割安になる。そのほうが真実に近い。株式市場は、公平や平等という概念で動く場ではない。」

資本主義社会っていうのはそういうものだと思います。高いものは安くなり、安くなっているものはいずれ見直されて高くなるという考えの方もいますが、私もどちらかというとcis氏よりの考えです。


「人生で2回だけ、親しい友人が本当に困っていたときに、必要そうな額を見積もって、その10分の1をあげたことがあった。
貸すのではなく、あげる。金を貸すときはどぶに捨てる気持ちでいうけど、少しでも返ってくると期待するともやもやが残る。
だからこれが僕の最大限の協力だよって渡す。
そうすると、金銭的なダメージも人間関係のダメージも少なくて済むし、こうした場合はそういう相手はきちんと復活してくれる。」

これは至言だと思います。cis氏なら友人の金銭問題を全て解決することも可能だと思いますがそれをしてしまったら、友人も潰れてしまうと思います。
「困ったらまた助けてもらえばいいや」と考えるようになりますから。

援助できる金額をあげてしまったほうが人間関係としても長持ちするでしょう。会うたびに借金の催促するのもされるのも人間関係にとっては良くないです。


全体の感想
200ページほどの本で、難しい話もないので1時間半くらいで読了できると思います。
読んでいて、色々面白いことをする人だなぁと感じました。
ただ、投資に関しては自分がこの本に書いてあることをやって勝てるとは到底思えなかったです。
相場とかゲームのやり込み度合い、基本スペックの高さが違う人だと感じましたね。
投資哲学的にも面白いですし、読み物としても大変面白い本だと思います。

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