こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。
昨日も米国市場は大きく下げました。
ダウ-2.91%、ナスダック-2.21%、S&P500-2.71%でした。
ムニューシン財務長官が金融大手6行の首脳と電話会談し、財務省は「金融市場の機能面にいかなる支障もない」との声明を発表しましたが、このことが年末にかけて市場への警戒感を促したとのこと。
ヤブヘビですね。大統領周辺は今は下手な手を打つよりおとなしくしておいたほうが良いかもしれません。
ヒートマップはこんな感じ。
はい、真っ赤。
円高も進んでいますので米国株投資家の資産には辛い展開が続いていますが、買い場が来ていると前向きに考えていきたいです。
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最近読んだ本のレビューを書きます。
水瀬 ケンイチ 著 「お金は寝かせて増やしなさい」です。
かなり評判の良い本のようでしたので、私も読んでみました。
読んでいて幾つか良い事を書いていると感じたところを紹介します。
生活防衛資金について書かれているところで
「金融業界にしがらみが多い専門家ほど、必要な余裕資金を少ししか見積もらない傾向がある」と書いてありました。
これについては余り大きな生活防衛資金が必要と主張すると、その分手数料の取れる投資に回る資金が少なくなると考えられるからとのことでした。
確かにそういうところはあるかもしれないと私も思いましたし、金融業界にしがらみのない投資家の方が書かれた本ならではの著述だと感じました。
水瀬さんは生活防衛資金は生活費2年分を目安と書かれています。
私もなんとかそれくらいは耐えられるかな~ぐらいはあります。
非常事態に投資で利益が出ていれば投資している分を崩しても良いかと私は考えていますが、投資で損を出しているときにお金が入用になったら辛いだろうとは思います。
暴落に見舞われた際に投資を止めてしまう人が多いことについて
「インデックス投資が腹に落ちていないと、人は少しの損失であわてふためき、怖くなってすぐに売却してしまい、結局はインデックス投資を継続できなくなってしまう」と本書には書かれています。
次にまたリーマン級の下落が来たらチャンスだからその時は大きく資金を投入しようと考えている方をネット上でもよく見かけます。
資産が半分以下に減っていくなかで本当にそういう行動をとれる人がどれくらいいるだろうかと私は思っています。(自分についてもそうしたいとは思っていますができるかどうか・・・)
リーマンショック後の停滞は比較的短いものだったと思います、下落・停滞が長く続く場合だって考えられます。
そういう状況であっても、また株価は上昇していつの日か新高値をつけるはずだと信じられるだけの根拠を腹に落とし込んでおくこと、それにはなるべく多くの良い本に触れておくことだと私は思います。
売らずに我慢するテクニックとしてフレーミング(思考の枠組み)を変えるということが紹介されています。
A 逆に考えてみる
「もう何割減少した」ではなく「まだ何割残っている」と考える
B 資産の増減額(=部分)ではなく総資産額(=全体)で把握する
減少金額では大きく感じる金額(50万円マイナス)を
資産全体で見て(1000万円→950万円)と考えるようにする
これは同じ現象であっても、捉え方ひとつで受けるストレスは結構違うと思うので参考になる考え方です。
全体を通じての感想
マンガの部分があったり、図表もわかりやすいです。字がギッシリという本でもないのでテンポよく読んでいけると思います。
投資の理論についていろいろ本を既に読んでいる人なら1時間程度、そうでない方でも2時間ぐらいで読める本です。
インデックス投資への手引書としてはかなりオススメできる良い本だと思います。
この本を読んだ方にはインデックス投資を腹に落とし込むために「投資の大原則」も是非読んでもらいたいです。
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