2018年9月25日火曜日

田中 道昭 著 「2022年の次世代自動車産業 異業種戦争の攻防と日本の活路」を読みました



こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。

昨日の米国市場はダウが5日ぶりに反落(-0.68%)。S&P500も下げ(-0.35%)。ナスダックは少し上げました(+0.08%)。
米中の追加関税発動ということで、そこらへん敏感なMMM(スリーエム)は下がりましたが、その他の保有ハイテク銘柄は上昇しています。
昨晩市場オープンした頃に株価チエックしたんですけど、その時はAAPL(アップル)以外の保有銘柄は全て下げている状況でした。
今朝どうせ下がってるんだろうな~と思いながらチェックしたら、反発してくれていて良かったです。
最近は今日はアカンと思ったら株価は見ないことにしています。無駄にストレス感じても仕方ないですし、本当にヤバイことになってたらツイッターでフォローしている方がつぶやいてくれると考えています。


最近読んだ本のレビューを書きます。
田中 道昭 著 「2022年の次世代自動車産業 異業種戦争の攻防と日本の活路」です。

本書では来たる自動運転車の時代に主導権を握りそうな企業が紹介されています。
テスラ、アップル、グーグル、アマゾンの各CEOについては、そのキャラクター・性格についても触れられていて面白かったですね。
イーロン・マスク、ジェフ・ベゾスといった創業社長はやはり強烈な個性を持っているようです。

次世代自動車産業における重要なポイントは「CASE」だと本書では述べられています。

「C」(Connected)コネクテッド化、スマート化。IoTですね。車の外からアプリを通じて駐車操作ができるようになったり。車内のマイクから専門のオペレーターにつながりレストランの予約ができるようになったりします。

「A」(Autonomous)自動運転。GMは2019年には完全自動運転車を実用化すると発表しています。2019年と言えばもう来年ですけど本当にできるんでしょうか。

「S」(Shared & Service)シェア化とサービス化。ライドシェアやカーシェアが普及していく。

「E」(Electric)電動化です。今後EVへのシフトが進んでいく。

本書では私の保有銘柄についても多く触れられています。

アップルは自動運転車の開発を進めていると言われていますが。内容については秘密のヴェールに包まれています。でも「iCAR」なんてものが出たらアップルが好きな方にはたまらないんじゃないかと思います。
多分お値段は他の自動運転車より高くなりそうですが、他とは違う思想の車になりそうな感じがします。

アマゾンのアレクサは声での自動車操作を狙っているし、スマートスピーカーを次はどこで使いたいかという問いに対しては「次は車の中で使えるようになったら良い」という声が多いということです。
トヨタとの提携も伝えられています


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グーグルは自動運転子会社のウェイモで開発を進めています。グーグルは自社の自動運転プラットフォームを利用してもらうことにより「ビッグデータ×AI」で付近のオススメの情報を広告することを狙っているとのことです。
あくまで広告収入というところがグーグルらしいなと思います。

エヌビディアについては自動運転の「影の支配者」と本書では書かれています。AIによるディープラーニング、自動運転車における外部情報の認知においてエヌビディアのGPUは支配的な地位を占めているということです。
自動運転の処理には多くの電力を必要としますが、省エネ化でも一歩先んじているとのことです。ライバルはインテル&モービルアイになります。

全体としての感想は、本書は新書ですが480ページほどありますので、読みごたえがあります。読了までに5時間くらいかかると思います。
日本ではカーシェア、ライドシェアは普及しているとは言えないので、その点について海外の現状がどうなっているかを学べたのは良かったですね。
ウーバーの配車サービスやダイムラーのカーシェアリングビジネスが日本でも実現したらと思いますが。日本では既存産業であるタクシー業界の反発があるので難しそうです。
自動運転車の走行実験については最近都内で自動運転タクシーの実験が始まったというニュースがありましたが、中国は国策として「自動車強国」を目指して走行実験を推し進めるということです。
日本の自動車産業大丈夫?と本書を読んで不安を感じたりもしましたが。日本国内での日本車の支配的な地位を考えれば、必ずしも自動運転の最先端を走らなくても、他社の開発したテクノロジーをリファインしていくということでも良いような気もします。
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