こんばんわ、米国株ブログウォッチャーのハイパー愛生男です。
金曜日はS&P500が最高値を更新しました。
また、私の保有銘柄のNVDA(エヌビディア)も株価が2.02%上昇して272.22ドルと最高値を更新して、ホクホクした気持ちです。喜べるときは喜んでおきます。
最近読んだ本のレビューを書きます。
バフェット太郎 著 「バカでも稼げる米国株高配当投資」です。
バフェット太郎氏といえば長らくブログ村ランキングでは1位を独走していたブロガーです。とある事件をきっかけに現在ではポイントが5分の1になっていると、どこかで読んだ記憶があります(真偽はわかりません)。
独特の語り口なので、ファン・アンチ共に多いブロガーさんです。私も毎日読んでいます。私の採っている投資とは考え方が大分違うのですけど、違う考えの方のブログを読むことも自分の考え方を客観的に見るうえで重要だと私は考えていますし、なにより米国株ブログを読むのは楽しいですしね。
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さて、本書においては米国の株主重視の姿勢、配当における連続増配の多さ、S&P500の過去の実績などから米国株の優位性が書かれています。
米国企業の連続増配へのこだわりは配当を重視するインカムゲイン投資家にとっては大きな魅力です。
S&P500の実績については、今後も引き続き過去の傾向と同じような動きをしてくれるのではないかと私も期待しています。
ここらへん(2章)までは私も本書の考えと同意見です。
ただ、3章以降については、個人的にどうかな?と思うところはあります。
連続増配ディフェンシブ高配当株に8~16銘柄に分散投資ということですが、現状バフェット太郎氏のポートフォリオは2年半でIVV(S&P500ETF)をトータルリターンで17.53ポイントアンダーパフォームしています。
(アンダーパフォームしていることをきちんとブログに書いているところについて、私はバフェット太郎氏を高く評価しています。)
米国の好景気が今後もしばらく続くとすれば、S&P500をアンダーパフォームする度合いは大きくなると思います。
逆に高配当ディフェンシブポートフォリオは株価下落局面、停滞が長期になり、その間に高配当ディフェンシブ株が減配されることなく配当を払い続け、配当再投資で株数を増やした後に株価が上昇することで輝きます。
S&P500(市場平均)に劣後しても気にならない、買い増しで配当金・株数が増えてさえいれば含み損も気にならない、という方なら高配当株投資は良いと思いますが、私みたいな我慢弱い投資家には辛いかもというのが正直な感想です。
S&P500でいいんじゃないかなぁというカンジです。
また、米国の配当金に対する課税が10%に対して、日本だと外国税額控除をしても25%ぐらい配当金に課税されると本書にも書いてあります。
上記のことを考えると、日本人が米国高配当株戦略でS&P500以上に成功するには、米国がなるべく早く景気後退局面入りして停滞が長期に渡らないと厳しいのではないかと感覚的に思っています。
全体の感想として、本書は導入にマンガがあったり、米国株の魅力を伝える図表も多く掲載されており、大変とっつきやすく読みやすいです。1~2時間あれば読了できると思います。さすがトップブロガーの書いた本だと感じました。
巻末で紹介されている米国株書籍は私も読んでいきたいと思います。
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