2020年5月1日金曜日

AMZN(アマゾン)2020年第一四半期決算をチェックするよ



こんばんわ、米国株集中投資家のハイパー愛生男です。

昨日の米国株は反落。
景気悪化を示す米経済指標の発表が相次いだ為とのことですが、まあ今さらっていう感じもします。

ダウ-1.17%、ナスダック-0.28%、S&P500-0.92%でした。

ヒートマップはこんな感じ


AMZNが決算を前に最高値を更新しています。


AMZN(アマゾン)の2020年第一四半期決算が昨日のアフターマーケットに発表されました

米国会計基準
売上高 754億5200万ドル(26.4%増
営業利益 39億8900万ドル(9.8%減
当期純利益 25億3500万ドル(28.8%減
1株当たり当期純利益 5.01ドル


Amazon Q1 2020 Financial Results(リンク)

今回の決算の売上はかなり良かったのですが、EPS×、ガイダンス微妙という感じ。

売上高754億5200万ドルは市場予想736億1000万ドルを上回りました
EPS5.01ドルは市場予想6.25ドルを下回りました
AWS(クラウドサービス)の売り上げは102億1900万ドルで市場予想103億3000万ドルを下回りました


セグメント別営業利益

North Americaでの営業利益が22億8700万ドルから13億1200万ドルと42.6%減少。

Internationalでの営業利益の赤字は9000万ドルから3億9800万ドルと悪化しています。

AWSでの営業利益は22億2300万ドルから30億7500万ドルと38.3%伸びています。

AWSの営業利益30億7500万ドルは営業利益全体の77.1%を占めています。

2020年Q1の営業利益は前年同期比9.8%減。


売上の増減


AMZN本体が販売するOnline storesは前年同期比25%と前期と比べ大きく伸びました。

physical storesについては買収したWhole Foods売上がメインだと思われます、今期は対前年プラス8%と大きく伸びました。

Third-party seller servicesの伸びについては31%の伸びと好調持続。

Subscription servicesはプライム会員費や月額課金のアマゾンミュージックやキンドルアンリミテッドなどの売上です、前年同期比29%増と伸びは鈍化してきています。

AWSの伸びは前年同期比33%増と伸びが漸減してきています。

Otherに含まれるアマゾンの広告サービスは前期と44%と好調。


2020年第一四半期のガイダンス
売上750億ドル~810億ドル(中間は780億ドル)と市場予想767億7000万ドルより強いガイダンスとなりました。

営業利益についてはマイナス15億ドル~プラス15億ドルが示されました(2019Q2実績は30億8400万ドル)。
新型コロナ対応で40億ドルの費用を計上する予定ということが発表されています。

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4/30終値時点
株価 2,474.00ドル(前日比+4.27%)

決算後4/30アフターマーケット時点
株価 2,355.00ドル(終値比-119ドル -4.81%
EPS 20.93ドル
予想PER(1年) 84.65倍
無配当

1dayチャート


6ヵ月チャート


2019年Q3決算発表時のQ4売上690億ドル~730億ドルのガイダンスを考えると755億ドルの結果は良いです。
営業利益についても、前期のガイダンス30億ドル~42億ドルを考えれば結果の39.9億ドルも良いです。

Q2のガイダンスについては、売上については良いですが、営業利益が-15~+15億ドルというのは嫌気されるように考えます。

新型コロナの巣ごもり需要でかなり期待されていて、株価は、ここのところ高騰していましたので、この結果だと下落は仕方ないかという感じです。

従業員へ衛生用品の支給や検査体制を構築する、巣ごもりの需要急増でも配送遅延をなくすために費用をかけるいうのは素晴らしいことだと思うのですが、コロナ危機が去ったときに過剰な設備投資になってしまわないかと考えたりもします。

特需のあるうちにAMZNのサービスは素晴らしいという印象を多くの顧客に与える狙いでしょう。

今日の株価は大きく下げそうです、昨日上がった分をチャラにするぐらいで済んでくれれば良いのですけど。

今回の決算について、私は売上が市場予想以上だったので、まあヨシ!と思っています。
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